指導碁を受けに行ったレポ

とはいえそんなに大金は持っていないので、プロに正規の指導を受ける金銭的余裕はぶっちゃけない。そんな私の財布に優しい教室を、関西棋院がやっていました。

ビギナーズ
・対象は初級者・級位者向け
・予約や事前申し込みは不要
・入場料と指導碁1回込みで2400円
・毎週土曜日14時から

普通に指導碁を受けようと思えば入場料と指導碁で合計7000円近くのところ、2400円。破格です。
おそらく囲碁普及活動の一環でやっておられるのだと思われます。
その時の席の空き具合や参加人数で若干順番が変わるようですが、少なくとも一回は先生に打って貰えるらしく、それも自分の好きなやり方を選べるみたいでした（置き石アリかナシか、アリなら何子でやるか、級位認定の勝負をするか等）
今回は初めてだったので、置き石アリ、9子でお願いしました。
指導碁の棋譜
先生は一度に6人を相手をしていて、順々に移動しながら打ってくれるのですが、毎回うん、とうなずいて盤面を見てくれるのが流れ作業じゃない感じがしていいなと思いました。指導碁なので、先生は基本的に無茶な手は打ちません。こちらが悪手を打った場合は指導してくれますし、いい手を打った場合は褒めてくれます。それ以外に気になったことを質問すれば、それにも丁寧に教えてくれるので、対局中に質問したいタイプの人も大丈夫そうです。
棋譜で言うと170手目が先生に言われて直した後の手です。最初はもう一つ上に置いたのですが、それだと切られて損すると教えてもらい修正しました。
褒めてもらったのは44手目、その後の46、48手がカケツギの形で白を完全に止められるのでこれが100点の手だと言われました。ちなみに分かってやったわけではないので次回同じシチュエーションで100点の手が出てくるかは怪しい…。でも褒められるのは嬉しいですね。やる気がでます。

そのまま最後まで打って、整地をした後検討ですが、対局の途中で聞くスタイルだったのでその辺は軽く感想で終わり。個人的に終盤のヨセが分からなくておかしい所が無かったか聞きましたが、特に気になるところはなくきちんと打てていたとの事で、ひとまず安心しました。

また、指導碁の後これで終わりではなく、同じ教室に参加している方同士での対局も出来ます。今回は私より強い人ばかりだったので、自分が置き石を置く形での対局をしました。一人には勝ちましたが一人にはボコボコにされました。口調は穏やかな紳士だったのに、恐ろしかった…。

その他にも、棋譜並べのプリントや詰碁のプリントを貰いました。棋譜並べは殆どしたことが無かったので、新鮮で楽しかったです。これも何故ここでこの手を打つのか、分からないことは質問すれば丁寧に説明して貰えました。ちゃんと覚えて実践できるかは別として、疑問に答えがすぐ出る安心感ほんとすごい。先生すごい。

そんな感じで、時間中こちらが暇をしないように先生が気を配ってくれるのですが、棋譜並べも詰碁も終わりすることがなくなったのを見て、なんと9、13路なら先生がまた打って下さるとの事なので、9路で打って貰いました。めちゃくちゃラッキー。一局だけかと思ったら計四局。最後はちょっと疲れました…笑
19路での指導碁もとてもためになりましたが、普段部活で9、13路を打つので先生と9路の練習させて貰えたのは本当に良かったです。置き石ありでどう戦うか、どう守るか。また、9路で自分の隅の石が生きれた結果勝てたので、目には見えなくても毎日の詰碁が活きてるんだなあと思いました。ちょっとやる気をなくしてた詰碁ですが、もう少し続けます。

というわけで、たくさん囲碁を打てて大満足の一日でした。ビギナーズ、とてもおすすめです。
ひとつ不満があるとするなら、その日対局してもらった常連さんらしき人達がみんな段位者だったことぐらいです。段位者でビギナーズ名乗るのはアカンやろ。卒業しなよ…。