昨日の活動で質問のあったハンデについて、置き石を置くパターンと逆コミありにするパターンがあります。置き石でハンデを付ける場合、19路では1子が1級差、13路は2.5級差、9路は6級差とされているようです。今まであまりハンデありでやってこなかったのは、参加者さんの級差がはっきり分からないからという理由が大きいですが、それ以外にも、ハンデがあると上手(うわて)が勝つためには強引な手を打つしかなくなり、お手本の手にならないので、下手(したて)が綺麗な形を身に付けづらくなるのを懸念してのことです。
そういうわけで今までは積極的にハンデ戦はして来ませんでしたが、参加者さんの基礎がしっかりしてきてどんどん打ちたくなってる今は、棋力に応じたハンデはより楽しく遊ぶためにも有効かと思いますので、今後置き石ありの対局もやっていきたいです。どのくらいのハンデが適切かは、やってみて試すしかなさそうですが…。
置き石ありの対局をするメリットもあります。置き石ありの場合、要は最初から陣地を持っている状態と同じですから、ハンデをあげた側は普通に打っていたら勝てません。攻めるのが苦手な方は相手から陣地を奪う練習になりますし、逆に守るのが苦手な方は、置き石で最初に与えられた領地を守るのが必要になってきますので、守りの練習になります。